CDを聴かれた方々からいただいたコメント
今まで、こんなに繊細かつ躍動感のある「リベルタンゴ」は聴いたことがない。まさにピアソラの魂が込められた藤木明美さんの ソロピアノ。必聴盤! (作曲・編曲家 野呂芳文)
素晴しいCD。2回、3回と聴きました。
リベルタンゴ、ミケランジェロと躍動する何物かへの「挑戦」とともに、レビラート、 忘却、孤独の歳月、フィナーレと、語りかけるピアニッシモが心に沁みました。 ただのピアノじゃない。生きた「言葉」が、疲れた心身をもみしだき、癒し、あすへの活力をよびさましてくれました。激しさ、ゆさぶり……でも、その合間に、ふっとわれに返るやすらぎにとくに魅かれたように思います。たぶん、音楽というものは普遍的でありながら、その時々の人間の心情に個別に語りかけてくれるものなのでしょう。藤木さんの全身全霊こめたピアノが、そういう「共音」―共に響きあう音―を創りだしていることを実感しました。
一言で表すなんてできないけど。そこをなんとか、言葉で表現するならば、とても「ライブ」でした。そう、ライブです。この音、生きている!
自由、ダイナミック、高密度。鍵盤の上で心が自由に遊んでいるところ。CD全体が、わたしにはまぶしい光の輝きのように聞えました。
藤木イズムが限りなく透明に引き出されている。

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